無意識と意識を「認識」する

ある心理学のメソッドから人間の思考と行動に関して、
4つの段階があることを知りました。

1.無意識的無能
2.意識的無能
3.意識的有能
4.無意識的有能


1の状態は完全な初心者、知識もない状態です。
何かをやる時に、何が必要か、自分に何が足りていないかもわからない状態です。

少し発展して2になります。能力は足りないです。でも自分が足りていないことが分かっていますので、学ぶ行動を起こすことが出来ます。

さらに発展し、3の状態になります。
これは、自分が出来ていることを自覚している状態です。
2の何が足りていないかに加え、自分が出来ていることを自覚しているので、
行動にプライオリティをつけることが出来ます。

究極的には4。
3で自分が出来ていることが「自然にできる状態」であるという事です。
まさにこれはプロ、達人の領域です。

仕事でも趣味でも普段何かやっていることを想像すれば、こういった段階が
あることはわかります。


ここで少し気をつけなければいけないことがあることに気づきました。

精神的な面で、不安感やあせりを持つこと、自分を責めることという行為が、
4の無意識的有能の状態のことがある、という事です。

どういう事でしょうか?

「無意識的に」自分を責めたり、焦ったりしている状態の、達人になってしまっているという事です。

これは厄介です。

無意識的に行っていて、自分で自分を責めていることが自覚できていないので、
自然に自分の心にダメージが蓄積していきます。

さて、その対処法は。。

4の達人の領域に入ってしまった、自分を責めるという行為を、
1つレベルを意識的に落として、3の意識的有能の状態に持っていきます。

その後、例えば、呼吸を意識した瞑想を行う事が有効に思います。

瞑想を行っているとき、自分の焦りや自己否定の感情を感じます。

それを無視するわけではなくあるがままを受け止めながら、
呼吸を整えていき、それを徐々に自己肯定、安心感の気持ちに切り替えていくのです。

起こることのない未来、過ぎ去ってしまった過去、目に見えない焦り・不安など、
今、ここに無いことにとらわれていることが多いです。

それらを否定するわけでもなく感情を受け流し、今に意識を移していきます、
自身の呼吸や「今」自分が生きている感覚に意識を集中させるのです。

その状態になれたら、
またその自己肯定の状態を4の無意識的有能状態にもっていくのです。

そうすると、いい状態に持っていく作業を無意識的にできるようになっていけます。


私も先日、焦燥感や不安を感じることがあって、このメソッドを使って
元に戻すことができました。

無意識と意識の行為に気を付けて、日々心を整えていきたいと思います。

今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝します。

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