名人に学ぶ⑥

  名人に学ぶシリーズ6回目、本日は松下幸之助さんです。   〇年前にいざ社会人となったときにヒーローとした人物が2人いて、 その一人が松下幸之助さんでした。 (もう一人については、名人に学ぶ④ をご参照) 私にとって松下さんから教わることは「頭の良いおじいちゃん」から学ぶ、的な感じをいつも受けていました。 特に「日常すべてから学びを得ていく」人生の態度というのは大きく影響を受けたことの1つです。   例えばこんな話があります。 ①高校野球を見ていて、彼らがが全力で勝っても負けても 最後までプレーする姿に感動した。 自分たちの仕事を振り返ってみて、果たしてここまで真剣にやっているだろうか。 彼らはお金をもらっていないけどこんなに全力なのに、お金をもらっている我々が真剣に仕事をしていないとしたらどうとらえるべきだろうか。 これは幸之助さんがある談話で社員へ紹介されたものです。   ②ある時イモ洗いをしていた。 芋をたらいの中で転がして洗っていくと、芋が互いにぶつかりながら、 泥が次第に取れていき綺麗になっていく。 ふとこれは人間と同じではないかと気づく。 まるで芋がたらいで転がるように、社会の中で人間同士切磋琢磨して、 ぶつかったりもしながら次第にきれいになっていく、そうそれは人間の 人格が磨かれていくということだ。   そして彼の真骨頂を表したエピソードがあります。 ③有名な戦国3武将の俳句を知ったときのことです。 信長:鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス 秀吉:鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス 家康:鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス 日常すべてを積極的に肯定していくことを信念としている 幸之助さんはこう言ったそうです。 どれもすばらしいなあ、でもわたしなら、 「鳴かぬなら それもまた良し ホトトギス」     ネット上に自分の資産を構築していくのがネットビジネスです。 そのためには物事を積極的に肯定し、自分のありのままの態度を 示していくのが本筋と思います。 素直な態度で日常を整え、人格を磨いていくこと。 その積み重ねが自己を作り、発展させていくものと思っています。 そういったしっかりとした自己が表現されることが、 このビジネスが成り立つ源泉となるのです。 今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。

名人に学ぶ③

名人に学ぶシリーズの3人目は「手塚治虫」さんです。 多くの人は鉄腕アトムやジャングル大帝などで漫画を読んでいるので、 小さいころから知っていいるかもしれませんが、私が知ったのは大学生のころでした。 当時の友人からすごくいいと紹介され、当時の私の感性とマッチし、 200冊以上の手塚さんの作品を読みました。 当時、物理学科に通学していた私は、どこかしら科学に対し「限界」のようなものを感じていました。 この現代の科学技術の進歩は素晴らしいし、私たち現代人はそこから大きな恩恵を受けているのは確かです。 それらは先人たち、多くの天才たちの実験と研究の成果であることは間違いありません。 でも例えば現代では、「人間の感覚を科学する」というものがありますが、 その科学をとらえている人間の思考自体が「感覚」ともいえるので、 最終的にパラドックスのようになり解明が不可能のように感じていたのです。   そんな中で、手塚さんはあらゆる視点で世の中をとらえていました。 人間と自然、文明と自然、戦争と平和、愛や芸術、人間の寿命と医学、 歴史は繰り返すことなどのあらゆるテーマ。。。 これらに対して簡単に結論のでるものではありませんが、科学技術や論理だけではとらえられない圧倒的に広いフィールドに「無限」を感じたのです。 彼の作品を読んでは一つ一つの概念に対し、自分と対話し思考し、友人とその思考の交流をして、私は「手塚治虫大学」を主席卒業とまではいかなくとも、すくなくともトップ10で卒業したと自分自身で思っていますw。   手塚作品の1つの秀逸な点として、一人の視点ではなく、二人称での視点、三人称での視点、また宇宙からの視点(俯瞰)があるのです。 例えば戦争の話だと、巷のストーリーでは、大抵勧善懲悪が基本となり、「片一方」の視点から正義が悪を倒すという形で展開されます。 それに対し手塚作品は、片一方、悪側からの視点として 同様に描いていくのです。 そして片一方からは正義でも、もう片方から見れば悪に変わること。 正義の中でも自分の中の悪との葛藤もあり、悪人の中にも善の心もある。 物語では、正義側の主人公もあっけなく死んでしまって、逆に片方の悪だったわき役が主人公になったり、「視点」があらゆる角度で変更されるのです。 またそういった人間の細かい争いも、天から見れば地球の1つの事象に過ぎないことも出てきたりします。 これは俯瞰の視点。 政治をスーパーコンピューターに託した人類は、 コンピュータが判断した核戦争で全滅し、火の鳥(ある種、神のような存在)は、 「次の人類に期待しよう」 と物語の幕を閉じます。   「視点の切替」というテクニック。 90度、180度、360度(一回転してもとの位置に戻る)と視点を切り替えれば、さまざまな視点で事象を切っていくことができます。 これは我々が文章を書く、情報発信するときに対しても大きなヒントを与えてくれます。 自分の事象に対しての「切り口、角度」を定めましょう。 如何でしょうか、「物事をとらえる角度の数だけ解釈がある」、 つまり情報発信ができるという事です。 そして自分の角度でビジネスを進めることができるのが、 ネットビジネス、アフィリエイトなのです。 本当に、奥が深いです。そして面白さ限りなしです。 興味をもっていただいた方の参加をお待ちしております!       今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。