『仕事というものは、大変です。なんでも大変。
仕事と名の付いているもので、楽なものは一つもありません。
ただ、儲かる仕事はうんと大変で、儲からない仕事は大変じゃない、
というのは嘘。
儲からない仕事も、大変です。
知らない人は、「儲からなくても、こんなに大変なんだから、
儲かるともっと大変だ」と言うけれど、そうではないのです。
倍儲かる仕事が倍大変なのだとしたら、
10倍儲けている人は10倍大変なんですか?
100倍儲けている人は100倍大変なんですか?
100倍儲けている人は、100倍頑張っているのではないのです。
微差です。微差で大差なのです。』
(斎藤一人;微差力)
会社員時代によく思っていたことがあります。
日本の会社では「残業すること」が美徳になっているところが
いまだにたくさんあります。
私は数社の日本企業にいた経験がありますが、
どの会社でもその雰囲気が感じられました。
残業すること⇒頑張っている⇒それを評価される(?)
という構図があり、上層部がこういう体質だと、
下は上司が帰らないと帰りづらくなり、
ずいぶん悪影響があるものだなと思っていました。
残業は確かに大変です。
でも仕事量を単純に増やしているだけで、
本当に2倍、3倍成果が出せるのかは疑問ですよね。
会社員時代の自分より10倍の年収のひとは、
ビジネス界にいくらでもいると思うのですが、
彼らが10倍の時間、仕事をしているというのは物理的に
あり得ないですよね。
本当は仕事の質やプライオリティを決める、ということを
追求しなければいけないのです。
この仕事は本当に価値を生み出しているのか?
この会議のための資料は本当に必要なのか、別の代替えはできないのか?
仕事を俯瞰すると、2割の仕事が8割の成果を生み出している。
その2割の仕事に集中しよう。。
こう考えていくと、日々仕事の質の「微差」を追求していくことが
大事ということが分かります。
その微差を追求していくことが、掛け算的に同じ時間をかけている
他の人たちとの成果を分けていくんです。
仕事の質 * 仕事の量(大抵8時間~10時間)=仕事の価値
この算式をもう一度再考して、
ひとつひとつの仕事の微差について考えてみたいですね。
今日も成功をお祈りしています、お読みくださり感謝します。