自分の活動の、ビジネスの定期点検
先日に引き続き福沢諭吉先生の言葉からです。
それだけ彼の言葉ひとつひとつが深いし、現代にも通じるものが多いです。
「生まれてから今まで自分は何をしてきたのか。これからどうすべきなのか。自己を点検しなさい。」
商売をやっている人が、毎年在庫を数えて決算し損益を計算するのと同様に、自己を点検して自分の活動と活動の成果を点検する必要があるというのです。
諭吉さんはこれを人生設計の仕方の中で述べています。
その人生の棚卸をしなかった例として、西洋で小銃が出てきているにも関わらず、武士が刀を買い込み、国に忠義を尽くそうと思っても時代が変わり役立たずになってしまった例を出します。
商売をできない武士は、百姓から年貢を取り立てることなく自立することができないこと。
またそのころの学者が、経済学の西洋の著書を読み込んで勉強しているにも関わらず、自分の生活というとその日暮らすにも困窮している。
すなわち経済学が実学として洗練されていないこと、などを挙げます。
「生まれてから今まで自分は何をしてきたのか。これからどうすべきなのか。自己を点検しなさい」
自己を定期的に点検することで、時代に即した実際機能する人生計画を立てることができるのです。
これは現代で、ビジネスの観点でも同様に適用できるかと思います。
・自分のいる業界はいまどういう状況なのか、今までどうでこれからどこへ向かっていくのか。成長産業は何か。
・自分のキャリアはどうなのか、計画通りに進んでいるか。また今後求められる職業として未来があるか。
・ビジネスに入り込んできているツールは活用できているか、特にITが職業に及ぼす影響はどうか。
・自分の収入は満足か、どれくらいの収入をどういう方法で目指していくのか。
・時間は管理できているか、仕事とそれ以外の時間とのバランスをうまくとれているか。
今挙げた点を改めて見てみても、それらを包括できる鍵となるのはネットビジネス、情報ビジネス以外にないと私は考えます。
時間、場所、初期投資額(金額的制約)、人的資源に左右されないビジネスです。
今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。