シャーロック・ホームズが大好きです。
(ブログ;見るのではなく、「観察」するもご参照(ホームズから観察のヒントを))
テレビシリーズで言うと、最近BBCから現代版のリメイクもでましたが(あれも面白いですが)、オリジナルの古きロンドンの街のジェレミー・ブレッド演じるホームズシリーズが個人的に好きですね。
今朝ふとしたことで、それらのストーリーを思い出しました。
これは小説の中の話ですが、現実に匹敵する、現実をも超える「仕事マインド」があるかなと思うので紹介させていただきますね。
ホームズは肩書としては、アマチュアの探偵で、医者であり友人であるワトソンと推理と足で調査をし、事件を次々に解決していきます。
ロンドン警視庁にレストレードという警部がいて、犯人を捕らえるときは彼を通して警察を動かします。
したがってホームズが推理をして、事件の謎を解いても、最後は警察が犯人を逮捕するので、手柄としてレストレードに行くのです。
レストレードは、ホームズが事件の謎を解こうと推理したり現場に行ったりしている時も、結構見当違いな捜査をしていることが多いのにです。
あるとき知人が、パートナーのワトソンにホームズさんは名誉とか名声が欲しくないのですか?と聞いたことがあります。
ホームズをよく知るワトソンの答えが、
「ホームズは仕事(事件解決)そのものが報酬であり名誉なんだよ」
と答えていたシーンがありました。
かっこいいですよね、こんなスタンスの仕事人がいたら。
事件解決能力と推理で右に出るものがいない、ホームズが1回だけ負けた(失敗した)ケースがあります。
ある王族の王様が結婚することになったのですが、結婚前付き合っていた、一般階級でありながら才色兼備な男勝りの女性アイリーンと、当時の一緒に写真が残っていて、彼女からそれを取り戻そうとホームズに依頼をかけます。
王族として一般女性と付き合っていた過去は、もし明らかにされたとき、相手の王族に対して悪印象を与えるからでした。
ホームズは推理と変装などを駆使し、写真のありかをつかむのですが、写真をいざ取り戻す段になって、アイリーンに先に気づかれ、写真とともに海外へ高飛びされてしまうという結末でした。
アイリーンからは、
王族に対して脅しをかけるつもりはない。
もう別の人と結婚するので、(その王様との)過去は水に流します。
でも以後の身の安全の保険のために、王様との写真は手元に持っておきます。
というメッセージとともに、アイリーンの1人で移っている写真が現場に残されていたのでした。
写真を取り戻すことは失敗したものの、過去を公表される危険はもうないと判断した王様は、今回の一連のホームズの功績に対し、つけていた巨大ダイヤのついた指輪や純金のネックレスを報酬として提示します。
ホームズは、一言、
「陛下はそれらのものよりはるかに価値のあるものをお持ちです。」
ホームズが要求した報酬は、さきほどのメッセージに添えられていたアイリーンの写真でした。
以後、ホームズの部屋の貴重品の入った引き出しには、アイリーンの写真が丁寧にしまっていあるのです。
ホームズにとって大事なものは、宝石ではなく自分が唯一負けたことのある女性、ライバルの写真なのです。
仕事に対してお金などの「報酬」をいただくのはこの資本主義のシステムです。
しかるべき「価値」に対して、それに見合った対価が交換されるのは私も当然だと思っています。
お金がなければ、誰一人としてこの現代では生活をすることは出来ないです。
ただし、昨今、それが行き過ぎてしまって、「ただ稼ぐ」とかいったことだけにフォーカスされすぎてはいないでしょうか。
多くの人が「お金」というものだけにフォーカスしすぎてしまって、社会のセレブリティ崇拝主義などと相まって、肝心な
仕事の質
仕事の価値
仕事におけるプライド
が忘れ去られることも多いのではないでしょうか。
たとえばネットにあふれる情報の大半がそうです。
ネットビジネス、情報ビジネスで大事なのは、
仕事の質
仕事の価値
仕事におけるプライド
です。
「いかに人にとって有用な価値、情報、ノウハウを届けられるか」
「そしてそれを実践してもらい成果が出せるか」
「伝えた考え方やマインドでその人の人生を変えられるか」
そこにごまかしやブラックボックスは一切ありません。
しかるべきビジネスの仕組があって、価値提供があって成立するものです。
こういったところでは実ビジネスと何の変りもないのです。
時間がかかっても、自分で情報を判断して、自分で確かめて、自分で実行して、自身の力で成果を出ましょう。
今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。