先日に引き続き、福沢諭吉先生の言葉を取り上げます。
「これはまことに、文明の精神というべき最重要のものである。
それは何か。【人民独立の気力】、これである」
ちょっと難しいのでかみ砕きます。
明治時代、政府が確立し軍備や学校など国としてのインフラを
整備していました。
国民がそのインフラに依存して、それらをただ利用するだけが
目的となってしまっている、ことに福沢さんは危惧しました。
つまり学校であれば「その知識を利用して文化・文明を発展させる気概」が
民間にあまり感じられないという事。
たとえば優秀な人たちが大学を出て、
官(役所)に入って雑務をこなすだけに甘んじていた状況を挙げたのです。
信念をもっているなら、【独立の気概】をもって産業や文化を興せ
と唱えたの
です。
そのためには、 知識をただ学ぶだけでなく、実践して、
試して行くことが必要だという事を叫びました。
もちろん独立は容易でないので思い切った勇気が必要です。
実地に臨み経験を積んでこそ、勇気と力が生まれると説いたのです。
この言葉は先日のブログに引き続き、海外に出る途中の飛行機の中で
読んだのですが、僕の心に刺さりまくりました。
これは今の現代の状況に似ていませんか?
・これだけの各所十分なインフラがありながら、
なぜか閉塞感があるといわれている日本
・優秀な人がなかなか起業して独立できない状況
(なぜ自由な人生を送れないのか?)
・経済指標では豊かになったのに、自分の時間や家族との時間は
ますます少なくなり、なぜか幸福感を感じられないひとが多い現状
いまこそ我々はもう一度、諭吉先生がいう【独立の気概】を
思い返してみる必要があります。
依存心を捨て、自分の時間を取り戻し、世の中に飛躍しましょう!
今日も成功をお祈りしています、お読みくださり感謝致します。