『いつかテクノロジーがあらゆる質問に答えを用意できる日が来るだろう。
そうなれば私たちはかつてのように、頭に答えを詰め込む必要がなくなり、「アインシュタインの電話帳」としてよく知られるエピソードのような日がやってくるかもしれない。
アインシュタインにインタビューをしていたあるレポーターが、最後に自宅の電話番号を訪ねたという。
するとアインシュタインは手近にある電話帳に手を伸ばした。
レポーターは「なぜあなたのように頭の良い人が自宅の電話番号を覚えていられないのですか?」と尋ねた。
それに対する答えが「簡単に調べがつく情報で頭を埋める理由はないじゃないか?」だったという。
今やグーグルやワトソンのように、私たちのために「知る作業」を多くを代行してくれるツールが手に入る時代だ。
事実(ファクト)を暗記させるような教育システムに疑問を抱く評論家も少なくない。』
(Q思考;ウォーレン・バーガー)
会社員時代、結構な量の英語のドキュメントを翻訳する作業をやらなくてはいけないことがありました。
色々な仕事が立て込んでいて、ちょっと時間が無くなってきました。。
でも、以前使ったgoogle翻訳のレベル(全然めちゃくちゃな翻訳)が頭の中にあって、インターネット翻訳は使えないな、と思っていたのです。
一文一文、辞書も引きながら自分の頭で必死に英訳を作っていきました。
全然終わらず期日が迫ってきて、どうにもこうにも間に合わないという段階で、もうgoogle翻訳のコピペでいいや、と苦肉の策で訳すべき日本語文章を入力してみると。。
google翻訳の英語はほぼ完ぺきで、ちょっと文脈に合わない単語を2,3個変えただけで、ほとんどの英訳すべき業務文章の完ぺきな翻訳が、私がかかっていた時間の1/20で完成してしまいました。
すごいな!
何だこのフリー翻訳ソフトの進化のスピードは!
とはっきり言って感動のレベルでした。
次の瞬間に私は「はっ」としたのです。
もう2,3年後には英語をただ翻訳できるスキルなどまったく役に立たないってことだよな。
だってコンピューターで、はるかに早く正確にできてしまうのだから。。
今度は翻訳した英語を自動音声が出るようになって、通訳すら価値が一気に下がってしまう時代がすぐ来ると。
それはもう電子辞書で実現していますよね。
さてこれって英語だけの話ですかと。
管理、営業、マーケティング。。
あらゆる職種が自分の仕事の質を見直さなければいけない、という示唆ですよね。
今では色々なところで言われているAIの進化、5年後になくなる仕事とか言われる話題です。
私ももちろんなくなってしまう可能性のある職業の一つに従事していたのです。
ネットビジネスを考えてみます。
集客、営業、マーケティングなどはなるべく自動化させます。
インターネットの仕組みを使って極限まで効率化させます。
このビジネスにおいて自分が使う力は、企画やビジネスアイデア創りに集中させます。
「何かを創造すること」はコンピューターでは置き換えられませんよね。
自分のビジネスの方向性を決めるのは自分自身だからです。
そういった大事なところに極限まで集中できる「仕組み」でビジネスが展開できるのです。
何をしたって、これから皆さんの時間と情熱を使うことを考えてください。
もしかしたら消えてしまうビジネススキルをこの先5年で学んでいくのか。
それとも人間自身の力が最大限に発揮できる、ビジネスを構築し運営する力を付けていくのか。
いまこの瞬間、それぞれの感性で選択することができます。
もちろん、今すぐ仕事を変える必要はないと思います。
ただ仕事の他に使っている時間や思考の選択を変えることはこの瞬間に可能です。
今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。