日常そのものが「その姿」

「歩く姿が武なり」

合気道の開祖、植芝盛平老師の言葉です。

合気道の実践で成果を出すには、日常的にどれだけ研鑽をつんでいるか、精神を高めているかが重要ということ。

技を磨いたり精神を高めたりすることは、道場(練習場)に限ったことではなく、日常の生活すべてがその対象であるということなのです。

ある人が日常は怠惰な生活を送っていて、
実践だけ本気を出してうまくいくことっていうことはないですよね。

合気道の達人とは、歩いている様(さま、姿)そのものが、武(武道)となっているというこという意味なのです。

大学時代に、友人に開祖の一番弟子である、塩田剛三先生のビデオを見せてもらって、その技の美しさ、とくに「精神性」に魅かれたのが合気道に興味をもったきっかけでした。

私自身、実は合気道を習ったことはないのですが、本や映像を通してどんどんはまっていったのです。

合気道の究極の状態がすごくて、理論的にいうとすべて相手の力がそのまま相手に返っていくんです。

達人を相手にすると、攻撃しようと思った相手はそのまま自分の力が返ってきて、ひっくり返ったりダウンしてしまうんです。

だから合気道は究極的に、「平和の武道」ということなんです。

こぶしを振り上げた人が、その自らのこぶしによってねじ伏せられる。

だから攻撃は無意味ということにつながっていくんですよね。

そして日常をきちっと正すということで、最初の、歩く姿が武ということに戻っていくのです。

話を戻しますが、

「歩く姿が武なり」

ということは、

日常を高めていくことが、すなわち本番に、成果につながるということ。

これは武道だけに限ったことではないですよね。

たとえば「整理術」というのが一時はやって、本がたくさんでたり、
整理コンサルタントという職業まであったりします。

これも日常的に整理が出来ている人は、頭や心の整理もできていて、何においても物事を円滑に進められるということですよね。

職場で言えば、机が書類やものでぐちゃぐちゃの人は、仕事も抱え込んでいてぐちゃくちゃだったりして効率が悪かったりもします。

逆にデスクがスマートに片付けられている人は大抵仕事もできるし、段取りもよく仕事が早かったりします。

ネットビジネスでも同じことが言えます。

日常的に情報発信をしている人が多いですが、その、

情報発信そのものがその人である

ということです。

情報発信している人の投稿内容を見れば、その人がどんな思想背景を持っているか、どんなビジネスのスタンスなのかは大方わかります。

これだけ色々な情報がある中で、日常的に自分自信を、自分のビジネスを高めている人は、投稿の質も変わってくると思うのです。

コピーライティングとかの文章テクニックもありますが、それ以前の問題として、自分の日常を整えていくことが重要に思います。

今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。

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