Fair Play(フェアプレー)精神

刑事・古畑任三郎というドラマがありました。

高校時代友達から紹介され、すごくはまった思い出があります。

古畑任三郎の推理や犯人とのやり取りがすごく面白くて、
仲の良い友人と古畑役と犯人役で個人劇をやっていたほどです。

その中のスペシャルバージョンで、プロ野球のイチローさんが犯人役で出ていた
回がありました。

その設定は特殊で、犯人がその当時のスター・イチローで、
本人がそれを演じるというものでした。

そのドラマの中で印象に残る、かっこいいシーンがありました。

古畑任三郎が事件を推理していき、
犯人・イチローとの会話を思い出し、
犯人が一回もウソをついていないことに気づきます。

そこでこんなイチローとのやりとりがあります。
(まだ犯人がイチローだと確証がつかめていない状況で)

「この事件の犯人はすごく運動能力が高い人物。。さらに非常に『フェアプレー』を好む人物。。

私が仮に犯人に向かって『あなたは○○さんを殺害しましたか?』と聞いたら
その犯人は、きっと『はい』というでしょう。

でも私はそんな質問をしません。向こうが真っ向勝負をかけてきているのだから、
こちらも探偵の名誉にかけて推理でかならず犯人(犯行)のしっぽをつかんで見せますよ。」

周りを見渡してどうでしょうか。どれだけ「フェアプレー」がありますかね。

私はビジネス界にいるので、駆け引きや根回しの世界で難しいからなのかもしれませんが、ときにいるフェアプレー精神をもった人にはすごく尊敬の念を持ちます。

今までの人生の中で(実際あった人で)2,3人いたでしょうか。

年齢・経験の上下に関わらず最初から公平(フェア)に接する人
相手のステータスに関わらず公平(フェア)に接する人
性別・国籍に関わらず公平(フェア)に接する人

今一度フェアプレー精神を思い出してスカッと生きていきたいと思っています。

今日も成功を祈ります、お読みくださり感謝します。

「民主化」された成長の源泉

何かを習得するときに「見て学ぶ」というのがあります。

仕事でも何かの趣味でも人の所作でも。

学びたい人に直接指導を受けられるがベストです。

ただその人が直接教えられる人数は限られているし、
直接のセミナー・講義などは得てして高額だったり、場所の制約
(開催地が遠い)があったりもします。

そんな時に本やインターネットの録音・動画などですぐみられるのはすごく
幸運な時代なと感じます。

私は学生のころ、バンド活動やビリヤードをやっていました。

上達するために、プロの技術やプレースタイルを学びたくて、CD(音)を買ったり、
VHS(DVD:映像)を買ったりしていました。
もちろん有料で一枚3000円くらいで買っていたわけです。

今はどうでしょうか。そうYoutubeなどの無料メディアがありますよね!

世界中の様々な価値のある動画が、ネットさえ繋がっていれば見放題です。

私の場合でいえば、3000円で買っていた音楽CD・ライブ映像や
ビリヤードのトッププロ試合の映像を見てただで学ぶことが出来るのです。
(その資金を得るためにアルバイトをしたりしていました。)

仕事においても、例えば著名な経営者の講演録などを無料視聴できます。
(ちょっと前までは会社の選ばれた人、特定の人しか聞けなかった情報です)

また読書においても電子書籍などは気になったらすぐダウンロードし、
その場において情報を取る(読み始める)ことが可能なのです。
(過去においては、本屋に行って探すとか、宅配してもらう時間のインターバルが
あったので、思いついたことを忘れてしまったりすることが多いですからね。)

学びたい人には「無料で無限のチャンスが存在している」ということです。

すごいことだと思いませんか?

これに気づいている人は、情報を精査できる目利きの力をつけて、
どんどん成長することが出来るという事です。

この幸運な時代のチャンスを感じています。

今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝いたします。

改めて見る「好きなこと」

AI時代ですね。

仕事はどんどんプログラム化(標準化)されて、効率がどんどんよくなっていきます。

ある有名な大学教授の論文では

「8割、9割の仕事がなくなる」

などということも言われています。

こんな時代に必要な要素は何でしょうか。

少し歴史を遡ってみます。

産業革命時代、今まで人間が汗を流してやっていた仕事が機械化されました。

それによって単純作業はやらなくていいようになり、機械や人をうまく管理する
人が必要になりました。

これからはその「管理する」こと自体も機械でプログラミングでできるように
なったのです。

人の管理なんかもAIがやっていたりします。

〇マゾンの配送センターなんかAIが商品の置いてある場所を教えてくれて、
その通りに人間が動いて荷物の準備をするなんてことをこの間見ました。

今まで人間が行っていた「判断」や「指示」などの高度なこと、例えばちょっとした経営判断でもAIがやれるような時代が迫っています。

今まで様々な人が経験したすべてのパターンを、ひたすら機械自身が自己学習し続けて、その膨大なデータベースから最適パターンを導き出すのです。

そんな時代に必要な要素は何でしょうか。

私は「好き、極める、こだわり」などかなと思っています。

上の例でいえば、もう手順や方向性が決まっていることについては、
AIや機械が最適解を探して、超効率でこなしてくれるんですよね。

という事は、何かをやる意義や価値を「自分」で見出さなければならない。

それには自分が誰に言われるでもなく続けていること、

「好きなこと」「極めていること」「ごだわっていること」

趣味のようなものにヒントがあると思います。

私はしばらく仕事などのせいでやっていなかった、趣味のような「好きなこと」を 解禁することにしました。

やってみると自分が心から楽しめ、心も落ち着き、日々のテンションも挙げられるものがいっぱいあることに気づきます。

そんな心持で行くと、仕事でも日常でもいいものを引き寄せられるようになっていくと感じています。

「好きなこと」「極めていること」「ごだわっていること」

まだまだ探求していきます。

今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝いたします。

相手を「聴こう」

Char meets 〇〇という番組を最近見ています。

日本のロックギタリストの走り的な存在のCharさん。

ギターもすごくうまいけど、人と話したりセッションしたりするのが上手ですね。

ロックギタリストとの交流が多いけど、私が好きなのは異分野との交流の回です。

ボサノバやアコースティック系のギタリストとの交流。

トークでもギターセッションでも相手に合わせていける幅の広さ。。

相手の話や音をよく聞いて、自分を重ねていくというかな、
それが本物のギタリストであることの証明かなと思います。

この間読んだ営業系のビジネス本で、

「売れている営業ほど、自分ではなく相手に話をさせる(話を引き出す)」

というのがありました。

それについて私が会社員の営業時代、反面教師がいたのを思い出しました。
当時のチームの課長、上司でした。

とにかく強権、自分主義、相手を丸め込む、絶対相手に口を挟ませない会話。。

自分は自称アニキと言って、部下は恐怖で支配していました。

自分の営業トークが完璧にいったとかよく言っていたましたが、
後から相手の会社担当者は病気になってしまったこともありました。

彼にとって相手との対話などはみじんも頭になかったのでしょう。

ユダヤ人の教えに、「耳と口の話」というのがあるそうです。

人間耳は二つ、口は一つです。

人と会話するときは、話す(口)ことの2倍聞く(耳)のがコツだ、というものです。

世界中の経済界でトップに君臨する民族は本質をつかんでいて、
子供のころに教わっているんですね。

「人を感じる力、話を聞く力」に意識を向けてみたいです。

今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝致します。