習慣化という「習得技法」

ある社長から教わったことがあります。

その社長は運動のために腕立て伏せを習慣にしていました。

「腕立て伏せ100回を目標にするとします。

だけど普通の人がいきなり100回はできませんよね。

だから最初は10回*10セットとするのです、さらに10セット一気にやる必要もなく、
一日の中で腕立て10回(回数)を10回(機会)トライすればいいのです。

それを「習慣化」すればかならず一日の中でで100回やることになり、
いつの間にか続けて100回できるようになっているものなのです。」

私はそれを英語の勉強に当てはめて応用させました。

英語の勉強で大事な基礎のひとつに、
ひたすら英語を聴く「Listening」があります。

最初のうちは四六時中英語のシャワーを浴びていると
自然に英語の音になれていくからです。

そして音が分かるようになると、それが自然に文章を書くことや話すことにもつながっていくのです。

英語の必要性を感じていましたが、
そのころ大学時代で他にもやりたいことや遊びたいことがたくさんありました。

そこで上記の社長の細切れ時間の積み上げの活用です。

自分のメインで活動している「以外の」すべての時間に焦点を当てます。
すべての移動時間、自分の耳が空いている時間は
英語のListeningに充てることにしたのです。

例外は作らず、例えば毎朝の通学の行きかえりや
自習室で一人でテスト勉強をしている時間。

また喫茶店で本を読んでいるときも、耳は空いているのでイヤホンをして、シャワーのように英語に触れるという事です。

以後これは15年以上続く「習慣」になりました。

いつの間にか通常のビジネスレベルでは困らない英語力がつくようになっていたのです。

何かをやろうと思った時、いきなり一日の大半をそのことに使うのは、
肉体的にも精神的にも大変です。

だから、そのやろうとしていることを「細切れ」にして、日常の瞬間瞬間、いうなれば 空き時間に落とし込み、それを「習慣化」させるのです。

習慣化された行為は一定時間がたったとき、累積効果で思いがけない成果を生むものです。

私の場合、英語のListeningに応用した例でしたが、
あらゆる活動に応用が利くと思っています。

自分の高めたいことを「習慣化」させて、年月を見方につけて(長期的な達成を目標にして)結実させていきたいです。

今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝します。

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