信じ切る

勝負ごとにおいて「自分を信じ切れるか」が非常に重要です。

私は小さいころから将棋をやっていたので、勝負というと将棋に結びつきます。

プロの試合を見ていた時、その将棋を解説しているプロがこんなことを
言っていたのが印象的でした。

勝負をしているとき棋士として大切なことは、
自分の読み筋(勝負の先の展開の予想)を「信じ切れるか」どうかだということです。

戦略を立てる序盤(勝負の最初の局面)、水面下の様々な駆け引きがあり、
自分がある程度有利に展開できる展望が見えて中盤に臨みます。

実力が拮抗している場合、
ただ相手の考えていることもあるので、大抵局面は思い通りにはいかず、
難しい局面が何度も出てきます。

有利かと感じていたら、不利になっていたり、
不利だと思っていたら、有利になっていた。

その中で常に最善手を指し続けるのは至難の業です。

そんな状況の中で唯一のよりどころが「自分の読み筋」に対する信頼という訳です。
その自信が揺らいでしまえば、あっという間に相手に飲み込まれてしまうでしょう。

将棋をよく知っている、実践を良く積んでいるという事ももちろん大事ですが、
最後の最後は精神論、「自分を信じる」という事なのですね。

社会生活においても、同じ感覚が重要に思います。

人生の局面において一つ一つが判断や選択の連続です。

どんな学校に行くか?
どんな人と付き合うか?
どの会社に入るか?

などの方向性を決める大きなものから始まり、
日常の一つ一つの小さな瞬間の判断と選択の積み重ねが今の自分を作っています。

現状がいい状態であっても、悪い状態だと感じていたとしても、
今までの思考と実践の積み重ねで今があることを思い、
自分を信じ、行動することが大切ですよね。

今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝致します。

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