甦る「接待」マインド!?

電脳戦でAI vs 将棋棋士の勝負が注目されていました。

少し前まではアマチュアトップレベルまでが機械プログラムの限界と
されていた将棋でも、トッププロでも勝敗が危うい、もしくは負け越している
ような事態になってしまったようです。

その中でAI将棋を分析した記事に面白いものを見つけました。

「AIはいまだに『接待将棋』のようなものはできない(苦手分野だろう)」


接待将棋とは、例えば将棋の強い部下が将棋の弱い上司と対戦したとき、
本来なら完膚なきまでに勝ってしまうところを、勝負は接戦にしつつも、
最後は上司に勝たせるような勝負展開にもっていくような将棋手法です。

難しいのは力を抜いていることを相手に悟られないように、さらに接戦にして、
最後は一手差(ギリギリ)で負ける、ようにコントロールすることです。


とにかく最短ルートで勝つとか、あらゆる勝つ可能性を追及して(パターンを検索)、
相手を負かすというのはできるけど、接待のような「相手に合わせた」きわどい
勝負展開などはAIプログラムではなかなかできないということですね。

 


これから連想したのが、大学の授業です。

そう、その(少なくとも私の通ったA大学のB学部で)授業のつまらなさです。

正しいことは教えているけれども、基本的に一方的で、自分の世界だけで
語られる世界は、生徒のレベルも考慮されていない、こちら目線にもなっていないので、
聴いていてほとんど興味がわかないものでした。

でもそれがTV番組でやっているような「世界一受けたい授業」のようなものであったら、
生徒が興味を惹くような話題から入っていって、そこから少し深い理論にはっていくような
展開の授業になるでしょう。

自分と相手との距離を見て、難しいものを紹介するのでも易しい例を上げてから入っていく。

まさに上記の「接待将棋」のような手法かとも思います。

 


AI時代において、人間にこそできるものが「接待〇〇」のようなことだとも
言えるでしょう。

「相手に合わせたサービス」
「相手に合わせた商品」

そんなオーダーメード的な価値の提供が、
この時代を生き抜くヒントになるのかもしれませんね。


今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝します。

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