ある尊敬する事業家が起業するときに参考にした
中村天風氏の言葉がありました。
ちょうどその時その方は自分の中で運気が落ちている時期
だったそうです。
「外に起こった出来事の解決を急ぐな」
「まず自分の心を積極的にせよ」
この言葉を思い出し、まず自分の心を整え積極的にすることを第一と
考え、その時期での起業を思いとどまったそうです。
少し話しが変わりますが、幕末・明治維新の志士の西郷隆盛が、
島流しに合った時期がありました。
確か当時の殿様との相性が悪くなってしまい、
一時期、社会から追放されていたのです。
その時に西郷隆盛は自分を腐らせることなく、さまざまな書籍を
読んだりして自分に力を蓄えたと言います。
後に維新の志士として明治政府の幹部に躍り出ますが、
その島流しに合ったこと自体も運がよかったと振り返ったそうです。
そのころ幕府が優勢で、様々な事件で維新の志士が殺されたりしていました。
そのころに自分が江戸にいれば命が無くなっていたかもしれないからです。
総じて西郷隆盛は、(中村)天風式態度で当時望んでいたかもしれません。
「外に起こった出来事の解決を急ぐな」
「まず自分の心を積極的にせよ」
島流しという自分の不幸(外で起こった出来事)にとらわれることなく、
自分を整え(心を積極的に)、再起のための力を蓄えたのです。
私も現在、時期的に少しバイオリズムが低いところにあると思えるのですが、
心を積極的に日々力を蓄えたいと思います。
今日も成功を祈ります、お読みくださり心より感謝します。
P.S. 別記事:天運と地運の話もご参考ください